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チュッパチャップスのロゴのデザインをした人は実は天才アーティスト

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マーケティングにも影響?!ダリのチュッパチャプスのロゴマークデザインの話
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天才芸術家サルバドール・ダリ(Salvador Dali)が現代に残したものは、単なる「絵画」や「彫刻」といった芸術作品だけではありません。

ダリはさまざまなCMに出演し、商品とのコラボレーションなどの仕事、そしてデザインやロゴマークの制作なども引き受けています。

この記事では、あなたも見掛けたことがあるかもしれないダリが手がけたデザインやロゴ、マークなどを、紹介していきます。

50年以上愛され続けるチュッパチャプス(chupa chups)のロゴマークも実はダリのデザイン

誰もが知っている棒付きキャンディー、チュッパチャプス(chupa chups)は1958年スペイン、カタルーニャ地方のバルセロナで生まれました。

チュッパチャプス(chupa chups)といえば、ポップな黄色と赤のロゴを連想しますよね。

実はこのロゴマーク、ダリがデザインしたものなんです!

チュッパチャプス(chupa chups)の創立者エンリク・ベルナト(Enric Bernat)は、ダリと同じスペイン、カタルーニャ出身。

エンリクは、チュッパチャプス(chupa chups)を世界展開するため、人目を引く奇抜な画風を持つダリにロゴのデザインをしてもらおうと決めており、ダリと会食の場を設け、そこでロゴのデザインを依頼したそうです。

ダリはその場にあったナプキンにデージーをあしらったロゴデザインをし、これをエンリクが気に入ったことで、この有名なロゴが生まれたわけですね。

このチュッパチャプスのロゴが採用された1969年から50年以上経ちましたが、現在も愛され続けています。

ブライアンズ(Bryans)のストッキングのポスターを紹介


ストッキングを販売していたブライアンズ(Bryans)のポスター。

ダリ独自の画法である「ダブルイメージ」が用いられています。

右のポスターは、奥の白鳥の首から頭と、ストッキングを履いた足とを、重ね合わせて描かれています。

ファッション誌VOGUEに掲載されていました。

ダリ本人が出演したチョコレートブランドランバン(Lanvin)のCM

1970年、フランスのチョコレートブランド、ランバン(Lanvin)はCMにダリを採用しました。

LANVINのロゴが大きく描かれた包装紙に包まれたチョコレートをダリが豪快に食べ、「私はクレイジーだ・・・ランバンチョコレート!」と叫びます。

ダリのチャームポイントである口髭を使ったCMです。

ダリがCMに出演していたこの時代の収益は、ランバンはブランドのピークを迎えます。

結局、ランバンのチョコレートはフランスのチョコレート市場の6~8%を占め、クリスマスには20%近くを占めました。

ダリ自身がロゴになってしまった、といえますよね。

映画『羊たちの沈黙』(The Silence of The Lambs)(1951)のポスターについても解説

長いひげがピンと上向きに立っているダリのポートレート写真。

誰もが一度はこの写真を目にしたことがあるのではないでしょうか?

この写真の撮影者はアメリカ人のポートレート写真家フィリップ・ハルスマン(Philippe Halsman)。

1941年にダリとハルスマンは出会い、1940年後半から共同で作品を制作し始め、数多くの写真作品を残しています。

ダリとハルスマンの最も有名な作品のひとつである『死の喜び』(Voiptas Mors)(1951)。

この作品は、アカデミー作品賞を初めとする数多くの輝かしい賞を受賞したアメリカ映画『羊たちの沈黙』(The Silence of The Lambs)(1951)のポスターに登場しました。

『羊たちの沈黙』(The Silence of The Lambs)(195)

女性の口にとまるハチの背中にVoiptas Morsが採用されています。

大きな骸骨とダリを写したシュール(超現実的)なポートレート写真。

この大きな骸骨、よく見るとヌード姿の7人の女性から成っています。

この作品は、役者の集団が、動かずなにも発さずに注意深くポーズをとり、絵画のような情景を生み出す活人画(タブロー・ヴィヴァン)という撮影方法により構成・編集されています。

ハルスマンはダリがデザインしたスケッチに従い、3時間かけてモデルを配置したそうです。

諸橋近代美術館で「ダリとハルスマン展が開催」

ダリとハルスマンの作品については、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)作品の所蔵数世界第4位を誇る、諸橋近代美術館で、開館20周年記念展『ダリとハルスマン』が、2020年4月25日から9月6日まで開催されます。

この機会に是非、諸橋近代美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

諸橋近代美術館開館20周年記念展『ダリとハルスマン』公式サイト
 公式サイトはこちらから

チュッパチャプス他、ダリのロゴデザインに関する話の記事まとめ

こうして見てみると、ダリは芸術作品だけでなく、チュッパチャプス(chupa chups)のロゴやマークなど、商業に多く関わっていたことがありました。

ダリ自身が持っているユーモアや、人柄、奇抜なセンス、風変わりで目を引くデザインは、多くの人々や企業、後世に影響を与えています。

誰もが知っているチュッパチャプスのロゴのように当時の流行をものにし、時が経っても風化することなく愛され続けるダリのデザイン、これから先もずっと伝えていきたいですよね。

どうですか?チュッパチャプスが食べたくなりましたか?

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