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コラム
絵画のおしゃれな飾り方。センスよく飾る方法とポイントをご紹介。
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素敵な絵画をさらに美しくおしゃれに見せるには、飾り方に少しの工夫とコツが必要。

絵画にはそのままで十分な存在感がありますが、飾り方こだわってみることでまた違ったおしゃれな雰囲気を楽しめるでしょう。

こちらの記事では、絵画を素敵に見せるおしゃれな飾り方のポイントなどをご紹介します。

シンプルな飾り方では少し物足りない人、個性的な飾り方に興味のある人はぜひ参考にしてみて下さい。

また、飾り方次第ではおしゃれに見えるどころかセンスの悪いお部屋になり、せっかくの絵画が台無しになってしまうこともあります。

そうならないための注意点も3つご紹介しているので、合わせてチェックしてみて下さいね。

おしゃれな飾り方を知る前に、絵画の種類をマスターしよう。

Vincent van Gogh - Vase with Fourteen Sunflowers
Vincent van Gogh – Vase with Fourteen Sunflowers
Date: 1889 / Location: Private Collection / Dimensions: 100.5 x 76.5 cm

絵画のおしゃれな飾り方を知る前に、まずは種類や描かれた技法などを理解しましょう。
絵画にはどのような技法があるのか、理解を深めると絵画の選び方や飾り方がもっと楽しくなります。

描かれる技法の種類

日本画

日本で発達した伝統的な絵画。
岩絵の具といって岩石を砕いて作った絵の具や墨などを使い、絹や和紙などに描く方法です。

そのため、仕上がりがボソボソにならないように毛先の柔らかい筆で描かれていることが多く、ジャンルは様々。

代表的なものだと『浮世絵』、中国から伝来した『唐絵』なども日本画と呼びます。

西洋画

日本でも馴染み深い西洋画。
『モナリザ』や『ひまわり』などは学校の教科書などにも取り上げられているので、知っている人も多いのではないでしょうか。

西洋画とはヨーロッパで発達した伝統的な絵画であり、洋画ともいいます。
油絵の具や鉛筆を用い、墨や岩絵の具を使った日本画と区別されているのが特徴です。

油彩画

油絵の具で描かれた絵画を、『油彩画』といいます。
油絵の技法は15世紀頃にヨーロッパで確率し、それ以降多くの画家により有名な作品がたくさん生まれました。
存在感のある力強いタッチと、独特な光沢が特徴的です。

色の鮮やかさに深みがあり、多彩な表現が可能で色あせすることがなく、長い期間楽しめます。

水彩画

水で溶かした絵の具を使用して描かれた絵画です。
重圧感があり力強い油絵とは対象的で、粘り気がなく淡く透明感のあるタッチで絵に温かみがあります。
油彩画はキャンバスに描くことが多いのに対し、水彩画は水彩紙という専門の用紙に描くのが特徴的です。

退色や変色しやすいのでフレームや額縁に入れるなどし、飾り方や飾る場所には注意しなければいけません。

アクリル画

多彩な表現が可能なアクリル画。
重圧感のある油彩画、淡い仕上がりの水彩画のいいところを持ち合わせており、絵画だけでなくアニメや壁画など、幅広く使用されています。

比較的新しい技法で、細かく鮮やかな絵が印象的です。
有名なものでは、『マリリンモンローの絵』などがあります。

購入できる絵の種類

購入できる絵の種類
実際に販売され購入できる絵画の種類は【原画】【版画】【ポスター】の3つに分類されます。
こちらを理解しておくことで、購入できる絵画にはどのような種類があり、おしゃれに飾るにはどのような絵を選んで良いかが明確になるでしょう。
一つ一つの特徴やメリット・デメリットを解説します。

原画

画家が直接描いた世界にたった一つのアート。
希少価値があり、絵の中では最も高額です。

有名な作品になればなるほど高額で手に入りにくく、一概には言えませんが数億円以上するものもあります。

「どうしても原画を自宅に飾りたい!」という人は、無名のアーティストや美術学生の描いた原画などがおすすめです。

比較的リーズナブルに購入できるので探してみましょう。

版画

版画は原版をコピーしたというイメージが強いですが、全てがそうではなく版画自体がオリジナルの場合もあります。

エディションナンバーといった作品の価値を計る番号が割り当てられ、数字が若い方が状態も良く価値が高いのが特徴です。

また、古くて有名なものでも印刷部数が多ければ値段も安くなります。
リーズナブルな物が多く比較的手に入りやすいので、インテリアとして購入するのにはおすすめです。

ポスター

絵画としての価値はなく、エディションナンバーもありません。
芸術やアートを楽しむというよりも、気軽にお部屋をおしゃれにしたい人におすすめです。

原画では数億する人気作品でも、ポスターになれば数百円・数千円となるので気軽に楽しめます。

低価格ですが飾り方を工夫すれば、おしゃれで高級感あるお部屋を演出できるでしょう。

絵画の購入場所

絵画を購入できる場所は画廊や百貨店、美術館やアートギャラリーなどが挙げられますが、最近はネット通販などで絵画を購入する人が増えているようです。

価格も1万円以下などリーズナブルなものも多く、おしゃれな額縁などもセットで購入できます。

すぐに購入したい人はぜひ、ネット通販を利用してみて下さい。

また、時間に余裕のある人は実際に美術館やギャラリーに足を運んでみましょう。
美しく見せるために色々と工夫がされているので、おしゃれな飾り方の勉強になりますよ。

絵画のおしゃれな飾り方4つと注意点

絵画のおしゃれな飾り方4つと注意点
お気に入りの絵画を見つけたら、次はおしゃれな飾り方を考えていきましょう。
壁面の真ん中にシンプルにおく飾り方もいいですが、少し工夫することでぐんとおしゃれ度はアップします。

「センスがいい!」と思われるおしゃれな飾り方をして、リッチなお部屋を作りましょう。

絵を飾る場所は?

玄関・リビング・寝室・トイレなど、おしゃれな飾り方の前にまずは絵画を家の中のどこに飾るかを考えなければいけません。
さらに部屋の中のどの場所に飾るかも重要。
おしゃれな飾り方をイメージする前に、まずは絵画を飾る場所を決めましょう。

玄関

お客様を迎え入れる時、疲れて帰った時、必ず通る玄関は絵画を飾るのに最もおすすめの場所です。
玄関をおしゃれにしていると、「きっとお部屋の中もきれいでおしゃれなんだな。」と感じてもらえます。

しかしスペースの狭い玄関の場合、大きな絵は圧迫感がでるのであまりおすすめできません。
その場合は下駄箱の上を利用するなど、飾り方には注意しましょう。

さらに玄関は出入りを目的としているため、じっくり鑑賞する絵画を置くのは不向き。
複雑な絵画よりも、目にした瞬間にほっこりするような、控えめでおしゃれな絵画がおすすめです。

リビング

玄関に続きお客様も出入りするリビング。
人が来られた時のことも考慮し、シンプルでおしゃれな飾り方を心がけましょう。

自分好みの個性的な絵画や飾り方は、家族やお客様を不快にさせてしまうこともあります。
誰もが知っている有名な絵画や人気の絵画だと、会話のきっかけにもなるのでおすすめです。

また、ソファや雑貨と色合いがマッチした絵を選ぶと、落ち着いた雰囲気になりおしゃれ。
部屋のメインとして大きな絵画をおくのもいいですし、インテリアとしてテレビの横に小さな絵を置くといった飾り方もおしゃれですね。

人が集まる場所なのでおしゃれな絵や飾り方こだわりつつ、くつろげる空間作りを目指しましょう。

トイレ

トイレを清潔にすると運気が上がると風水でいわれますが、絵画を飾るとさらにその効果は高まるようです。
特に窓のないトイレの場合、絵画が窓の代わりになり悪い運気を外へ流し、良い運気を取り入れてくれるといわれています。

しかし水気の多いトイレは絵も傷みがちなので、高価なものなどはおすすめできません。

気軽に取り替えられる低価格なものを選ぶといいでしょう。

飾り方としては壁に掛けるのもいいですが、洗面台の空いたスペースに小さな絵画を置くのも可愛くておしゃれ。

「陰」のパワーが溜まりやすい場所なので、暖色系の温かみのある絵画を飾ることをおすすめします。

寝室

自分だけのおしゃれが楽しめる寝室には、好きな絵画を飾りましょう。
寝室は1日の疲れを癒やし、また、1日のはじまりの場所でもあります。

お気に入りの絵で目覚めて、お気に入りの絵で眠れば、心も体もリラックスできるはずです。
枕元に絵画と写真を並べて飾ったり、大きい絵と小さい絵を交互においたりするのもおしゃれ。

リビングや玄関ではしにくい飾り方で、個性的なおしゃれを楽しんでみて下さい。

ただし人物画を寝室においてしまうと、いつも誰かにみられているような感覚になるので避けた方が無難。

寝室はおしゃれな飾り方にこだわりつつ、心がリラックスできる絵画を飾りましょう。

飾り方の注意点

飾り方の注意点
絵画をおしゃれに見せるには、空間とのバランスが大切。
飾り方のバランスが悪いとおしゃれどころか何だか落ち着かない部屋になってしまいます。

飾り方の注意点3つを覚えておきましょう。

①絵画の大きさを考える

広いリビングに小さすぎる絵をおいたり、狭い玄関に大きすぎる絵をおいたり、絵の大きさと部屋の広さのバランスが悪ければおしゃれ度はダウンしてします。

また、横長か縦長かといった長さも大切。
大きさ・長さで、部屋の印象はガラリと変わってしまいます。
おしゃれに見せるためにも、絵と部屋のバランスには注意しましょう。

②飾る高さを考える

絵画の位置は、おしゃれな飾り方のポイントとしても最も重要。
あまりにも低すぎたり高すぎたりでは、バランスが悪くなりおしゃれに見えません。

上級者の飾り方として、床に置いたりする飾り方もありますが難易度は高めです。

まずは基本の飾り方として、140cm~160cm程の高さを目安にしましょう。

③飾りすぎない

同じ部屋にたくさん飾るのは、おしゃれな飾り方としてはNGです。
絵が一部屋に多すぎると、情報が多すぎて脳が疲れてしまいます。

どうしてもたくさん絵を飾りたい場合は、1箇所の壁に収めるようにしましょう。
四面のあちらこちらに飾ると、居心地の悪い部屋になり落ち着かなくなります。
お気に入りの絵がたくさんあるからといって、全部飾る必要はありません。

気分や季節によって変える方が、飽きずに楽しめるのでおすすめです。

絵画のおしゃれな飾り方4つ

絵画のおしゃれな飾り方4つ
こちらではおしゃれな飾り方のポイントを4つご紹介します。
壁に掛けるだけのシンプルな飾り方も素敵ですが、絵画をもっと楽しむためにもアイデアを活かしておしゃれに装飾していきましょう。

①額縁に入れる飾り方

誰でも簡単にできるおしゃれな飾り方として、額縁に入れる方法があります。
特別な技術はいらず、シンプルに絵を豪華に見せることができるのでおすすめ。

パネルやキャンバスが入る厚めの額縁から、写真や賞状・ポスター向けの薄いフレームなど、おしゃれな額縁がたくさんあります。

また、額縁に入れることによって絵画を紫外線や湿気から保護できるので、長持ちさせたい絵画は必ず額縁に入れるようにして下さい。

額縁の後ろには紐がついているので壁掛けも可能です。
フックに引っ掛けるだけで簡単に美術館のようなおしゃれな部屋が完成します。

②イーゼル・スタンドを使った飾り方

壁に穴をあけたり金具を取り付ける手間のないイーゼルや絵画用スタンド。
額縁に入れてさらにイーゼルやスタンドに置くのもまたおしゃれな飾り方です。

大きなイーゼルに絵画を飾れば、まるで画家になったような気分。

大きいサイズだけでなく小さいサイズもありカラーも豊富です。
ヴィンテージ感のあるものやライトがついたものなど、おしゃれなスタンドがたくさんあります。

卓上イーゼルに絵画をのせ、棚の上などに置くのもまた可愛い飾り方。

工夫次第で色々なレイアウトが楽しめ、おしゃれな演出ができるのがイーゼルのメリットです。

③照明を使った飾り方

照明をあてると、絵画の印象がぐっと変わりおしゃれに見えます。
ショップやカフェなどでは絵画に照明をあて、温かみのある雰囲気づくりやおしゃれさを演出しているほど。

演出用のダウンライトにはウォールウォッシャータイプやユニバーサルタイプのダウンライト、スポットライトなどがあります。

ワンランク上のおしゃれな飾り方として、取り入れてみてはいかがでしょうか。

④小物などのアイテムを置く飾り方

少しテクニックがいる飾り方ですが、小物や植物と一緒に飾るのもおしゃれ。
時計と交互においたり、グリーンの観葉植物や鏡を横に飾るのもとても素敵です。

センスの出る飾り方ですが、自分だけのオリジナルなおしゃれが楽しめます。

以上絵画のおしゃれな飾り方4つをご紹介しました。

壁に絵を飾る場合は、必ず壁掛けフックやピンなどが必要になるので、賃貸の人は注意が必要です。
壁を傷つけてしまうと退去時に罰金を支払うこともあるので、テープなどを利用したり、置く飾り方で楽しむようにしましょう。

絵画の飾り方は、工夫とアイデア次第で無限に広がります。
ぜひ色々試してみて、おしゃれなお部屋を作ってみて下さいね。

まとめ

絵画の種類やおしゃれな飾り方のポイント、注意点などをご紹介しました。

小物などを使用した飾り方は、難易度は高いかもしれませんが自分だけのおしゃれな空間を楽しめるのでおすすめです。

ほんの数ミリのずれや、置く場所や飾り方によってガラリと印象が変わってしまう絵画。

おしゃれな飾り方に正解はありませんが、お客様が来た時のことも考え玄関やリビングなどは、「センスがいいな。」と思ってもらえるよう工夫してみて下さい。

一人暮らしなどで部屋が狭くても、アイデア次第で絵画を楽しむことは可能です。

ご紹介した絵画のおしゃれな飾り方を参考に、色々試してみてぜひ素敵なお部屋を作って下さいね。

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