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新しく家を建て直したり、別の家に引っ越したり、あるいは今住んでいる部屋の中を模様替えしたりするときには、おしゃれな部屋にしたいと皆が望むはず。
そんな時に空間にインテリアアートとして絵画を壁掛けにしたり、パネルで一点追加するだけでガラリとおしゃれな雰囲気に様変わりします。
そうなるとそれぞれの部屋にすてきなインテリア絵画を飾りたいと思うはず。
しかしリビング、ダイニング、キッチン、玄関などの部屋にはオプションが多いですが、寝室はどうしようと悩むことはありませんか。
そんな方に向けて、当記事では、海外で人気のおしゃれな寝室におすすめのインテリア絵画6選をご紹介したいと思います。
欧米と日本で異なる寝室のコンセプト
欧米では寝室はただ寝るためだけの場所ではなく、そこで一人になって本を読んだり音楽を聞いたりするなど、ゆったりとした自分の時間を過ごすk空間にもなっています。
また個人の好みを大切にするので、自分らしさを演出することも寝室インテリアの大事な要素。
そのため、寝室のドアは、ほとんどの場合開けっ放しになっていて、友人を初めて自分の家に招いた時などは、客間や居間だけでなく、寝室を見せる習慣があります。
こうしたことから、欧米の場合はその人の個性が溢れたアートや、写真などが寝室に飾られることになります。
ところが日本の場合、寝室は「プライベートの領域」。友人が来てもそこに案内することはまずないのではないかと思います。
つまりその寝室のインテリアアートは、他人を楽しませるためにアレンジする必要はなく、あくまでも自分自身がゆったりとした気分になれ、心地よく眠りにつける雰囲気を作ってくれるものが適していると言えるのではないでしょうか。
日本の寝室に適したインテリア絵画とは
ではどのようなインテリアアートしての絵画だったら、寝室でゆったりとした気分にしてくれて、よく眠れる雰囲気を作ってくれるのでしょうか。
絵画の雰囲気は、色彩と形状によって決まりますが、どちらも人間の心理に与える特徴があります。
最初にそれぞれの色が人間の心理にどのような影響を与えるのかみてみましょう。
赤:感情を刺激し体温や血圧を上げる | |
オレンジ:自律神経を刺激し気分を高める | |
黄:脳の働きを良くし、集中力がアップする | |
緑:情緒を安定させる | |
青:精神的な落ち着きをもたらす | |
紫:神経を鎮静させる | |
ピンク:幸せな気分にさせる | |
白:新鮮で清らかな気分にさせる | |
茶:緊張を和らげる | |
黒:力強さや威圧感を湧き起こす |
この中で寝室のインテリアアートとして適している色といえば、やはり、ゆったりとしてリラックスしたムードを作ってくれる色、つまり緑、青、紫、ピンク、茶色、白になるのではないでしょうか。
次に形状ですが、こちらは、比較的簡単で、角ばった形状や、はっきりした形状は威圧感がありますから不適当。
くつろぎの雰囲気を作ってくれるのはその反対のもやもやとした形状やはっきりしない形状だということになります。
インテリアとして壁掛け写真を使うオプションもあるのですが、写真の特徴は「はっきり感」がでやすいことです。
仮にぼかして撮った写真でも、絵画のぼかしほどの効果は期待できません。このため、やはり寝室用の飾りには、絵画がおすすめなのです。
部屋に飾るのであれば壁掛けの絵画がおすすめ
壁掛けしているアートはインテリアとしてその部屋のムード作りに大きな役割を果たす要素。
壁掛けとして使われるものには絵画などのアートの他、写真やクラフト品などがあります。
写真は最近デジタルのおかげでいろいろな工夫ができるようになりさまざまな種類のアート写真やポスターが手に入ります。
ただ、写真の特徴は先ほど説明したように「はっきり感」がでやすいのであまりおすすめしません。
さらにマクラメや織物などのクラフト品は、手触り感が表現されますので、こちらも寝室にはあまり適していないと言えるでしょう。
つまり、寝室用の飾りには、やはり柔らかさを表現できる絵画がおすすめなのです。
そしてインテリアアートとして絵画を飾るには、パネルを直接壁に飾るのが良いでしょう。
これはパネルの持つ脆弱性がインテリアアートとして飾る時に寝室にマッチするからです。
最近は床に立てかけたり、家具の上に直接置くような飾り方もありますが、やはり壁掛けにすると空間が引き締まります。
もちろん絵画にフレームを使ってもよいですが、その場合は、細幅でごつごつ感のないシンプルなフレームが適しています。
寝室用おしゃれなインテリア絵画6選
寝室に合うおしゃれなインテリア絵画6選を海外のアートの中から選び紹介します。
家にいるような気分(Feels Like Home)
メルボルンで活躍している抽象画家「チャリー・マックレー」による作品。
若い頃にあちこち旅をして、その後数年会社勤めをしましたが、旅をした時に感じ取ったものを絵にしたいと思うようになり絵の道に。
このように羽をモチーフとして描いた作品の他、波や雲を扱ったアート作品があります。
この絵画は細いフレームに入っています。フレームの幅が厚かったり使っている材料がごつかったりすると威圧的になるのでこのようにシンプルで細い幅のフレームがインテリアに適しています。
バージャー(Verdure)
バージャーはイタリア語で「新緑」を意味する言葉。
このアートはカナダのバンクーバー在住の画家ダナ・ムーニーによるものです。
ダナ・ムーニーは最初、メイクアップアーティストならびにインテリアデザイナーとして活躍していましたが、後に画家に転向しました。
「家」をテーマにしたアート作品を主に制作しています。縦長のパネルを使っているので寝室の窓際などの壁にインテリアと¥して飾ると良いでしょう。
パステルの花びら(Petals In Pastel)
「パステルの花びら」は「ウォール・アート・プリンツ」から出されているインテリア絵画。
作者や画材などの詳しい説明が見つからないのですが、ここでいうパステルとは色材ではなくパステル色のこと。
その柔らかなタッチからみて使われている色材は水彩絵の具だと思われます。
良い夢を見ながら眠りに付けそうなやさしいムードがただようパネル描きのインテリア絵画です。
湖畔の靄(Lakeside Mist)
こちらも「ウォール・アート・プリンツ」から出ているアート作品。
湖に靄がかかった何とも言えないゆったりとしたムードがよく表現されています。
中央に描かれた茶色の植物に対し、うっすらとピンクが混ざった空が絶妙のバランスを造り出しています。
心なごむインテリアアート絵画だと言えるでしょう。
モネのガーデンの睡蓮(Waterlilies in Monet’s Garden)
このおしゃれな絵画、「モネのガーデンの睡蓮」はクロアチア出身でオーストラリアのメルボルン在住の水彩画家ジョセフ・ズブクビッチのアート作品。
ヨーロッパ各地を旅しながら、数多くの風景がを制作しています。
このアート作品では、靄におおわれたモネのガーデンが見事に描かれ、睡蓮のかれんな美しさがアクセントを与えています。
見ているだけでリラックスし眠りに落ちてしまいそうです。
もちろん寝室だけでなくリビングや玄関にもマッチするでしょう。
ドリームランド(Dreamland)
「スペース・フロッグ・デザインズ」のアート作品。
普通は切り絵のようなはっきりした線で描いた風景画が多いスペース・フロッグですが、この作品には、やわらかでふんわりとした雰囲気が漂っています。
その名も「ドリームランド」。文字通り良い夢を見ながら眠れそうですね。
まとめ
日本では「プライベートの部屋」として来客などに見せることのない寝室。
その部屋に飾るインテリアアートとしての絵画は、自分自身がリラックスでき心地良い眠りにつけるものが適していると言えるでしょう。
そうしたムードを作り出してくれる色彩や形状をもとに、海外で制作されたアート作品の中から6選ご紹介しました。
寝室用のインテリアアートとしての絵画を決めるときの参考にしていただけるとうれしいです。