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美術好き必見!人気のおすすめ現代アーティスト

特集
今注目の芸術家!日本の芸術シーンを担う女性画家たち
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様々な分野で女性の活躍に注目が集まる昨今。

男性が注目されがちだった芸術界でも、日本のこれからの芸術シーンを担う女性画家が数多く登場しています。

今回は、そんな今注目の女性画家をご紹介します。日本国内はもちろん、世界からも高い評価を得ている、まさにこれからの日本を背負う若手芸術家の方々ばかりです。

それでは、世界に通用する期待の女性画家たちをみていきましょう!

日本の魅力を世界に発信 小松美羽

小松美羽(コマツミワ)
1984年生まれ、長野出身。女子美術大学短期大学部卒業。

日本の銅版画家。版画だけでなく、アクリル画やペン画、陶芸品の製作なども行う女性アーティスト。

2014年に出雲大社へ作品「新・風土記」を奉納、2015年には庭園デザイナー・石原和幸の作品「江戸の庭」とコラボし製作した有田焼の狛犬がイギリス・大英博物館に所蔵されるなど、日本のみならず世界からも高い評価を得ている。

「死生観」をテーマに、狛犬や龍など日本の神獣を描いた作品が多い。その根底には、日本の良さ・日本の伝統文化を自らの作品を通して世界に伝えていきたいという思いがある。

スイスで活躍する日本の洋画家 福島沙由美

福島沙由美(フクシマサユミ)
1982年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻卒業。

スイス、ドイツを拠点に活動する日本の洋画家。「記憶の消失と復元」をテーマに、ガラスや水面に風景が歪んで映し出されているような、幻想的で透明感のある作品が多い。これは、記憶を水面に映し出された虚像のようなものだと捉えて絵にしているため。

トーキョーワンダーウォール公募2008年大賞受賞、上野の森美術館に作品がコレクションされるなど、国内での評価も高い。今後もグローバルな活躍が期待される女性画家。

画家であり漫画家 近藤聡乃

近藤聡乃(コンドウアキノ)
1980年生まれ、千葉県出身。多摩美術大グラフィックデザイン学科卒業。

アニメーション、マンガ、油絵など、多岐に渡る作品を手がける。ニューヨークを拠点に活動しており、最近では恋愛漫画「A子さんの恋人」や、エッセイ漫画「ニューヨークで考え中」を連載中。コミックの印象が強い一方、少女や花、虫が幻想的に描かれた油彩やアニメーションも、世間から人気を集めている。一つの分野にとらわれずに作品を作り続ける、現代の女性アーティスト。

独特の線が魅力の画家 町田久美

町田久美(マチダクミ)
1970年生まれ、群馬県出身。多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業。

人や動物を、ポップかつシュールに描いた作品が多い。描かれるキャラクターのユーモラスな様子が非常に魅力的だが、大胆な余白と、キャラクターを形作る迷いのない墨線が何よりも人にインパクトを与える。

勢いのある太い線は、実は細い面相筆で細い線を何度も重ねるという細かな作業の上にあるもの。繊細でありながら力強い独特の線で形作られた作品は、国内・海外問わず人気が高い。

女性を美しく描く画家 中原亜梨沙

中原亜梨沙(ナカハラアリサ)
1984年生まれ、沖縄出身。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程日本画専攻修了。

「スタートラインがどこであろうとも生きようとする力さえあれば輝ける」をテーマに、色彩鮮やかな女性像を描く日本画家。2017年には化粧品会社FLOWFUSHIの広告も手掛け、従来の日本画のイメージを覆すポップで華やかな女性画が、人々に強い印象を与えた。

2016年には画集「ゆうなれば花」を出版し、現代の日本画を作る注目の女性画家として高く評価されている。

色を大切にする現代女性アーティスト Mais

Mais(マイス)
1982年生まれ、滋賀出身。

アートディレクター・アーティストとして活動する。2017年10月にパリで個展を開催し、掛け軸を題材にしたアート作品を展示して反響を呼んだ。

鮮やかな色彩が特徴で、絵画のみならず、ウォールアートやインテリアのデザインなども手掛ける。ファッション雑誌Numero Tokyoで取り上げられるなど、その色彩センス・デザイン性の高さが注目されている。これからの活動が非常に期待される、日本の女性アーティスト。

美しすぎる女性日本画家 松井冬子

松井冬子(マツイフユコ)
1974年生まれ、静岡県出身。
東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域修了。

”美しすぎる日本画家”としてメディアで注目されることも多い女性画家。東京芸術大学日本画専攻の女学生としては、初の博士号取得者となった。

「恐怖」「痛み」「狂気」をテーマとしており、内臓をさらけだす女性や幽霊など、一見恐ろしくも繊細で美しい作品が多くの人を魅了している。

絹に岩絵具で描くという古典的な技法を用いながらも、コンセプトは現代美術という、日本画の新たな表現を追求する若手大注目の実力派。

日本とアメリカで作品を発信 中北紘子

中北紘子(ナカキタヒロコ)
1981年生まれ、兵庫出身。
東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。
「作為と無作為をキャンバス上に共存させることで生まれる、自然の美しさ」を追求し続けている。

作品は柔らかく明るい色彩で、自由を感じさせる印象である一方、何か意思をもっているようにも見える緊張感のある形が人をひきつける魅力を放っている。海外での活動も精力的に行っており、今後も国内・海外問わず作品の発信に期待が寄せられる注目の女性画家。

女性画家が日本を担う

現代の女性画家まとめ
以上、日本の芸術界で注目を浴びる気鋭の女性画家たちを紹介しましたが、いかがでしたか?

海外でも個展を行い、世界的に活動している女性画家の方々。芸術界の発展はもちろん、日本の文化やアートを世界に広める存在という意味でも、これからの活躍が非常に楽しみですね!

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