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コンテンポラリーアートとも呼ばれる現代アートについて解説

コラム
日本の現代アートを取り巻く状況。そして知っておくべき現代美術家26人
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いま、私たちの環境や時代を取り巻く状況を抽象的に鏡写しのように表した「現代アート」。それらを手がける人々のあらゆる視点は、作品以前に魅力的で驚きに満ちています。

今回の記事では、国内外で活躍する日本の現代美術家たちについてご紹介します。

日本の現代美術界のいま

日本には明治期になるまで「芸術/アート」という概念がなかった、なんて話もありますが、工芸や日本画のような日本独自に発展した「アート」の歴史は誇るべきもの。

それら日本独自のアート周辺では、日本人の美的価値観が職人的な作風を評価してきたことも語ります。写真のようにリアルな絵画や緻密で精巧な作品が好まれる傾向にあるのも、歴史的な流れを汲めば納得できるかもしれません。

一方で、日本の現代美術の世界では、国内の評価だけで有名になることは難しいようです。新しい価値観を見出す現代アートは、古いものを長く愛する日本人にとって「異物」のように感じられるのでしょう。

そうして日本人はどこか西洋的なアートの基準とは異なる価値観を持っており、あまり前衛的なものを受け入れられない気質を持っています。よって、現代アートに限っては海外で評価されることで「お墨付き」となり、逆輸入されて初めて日本でも評価される、という世界となっているのです。

この「現代美術家」ってどんな作家のこと?

「現代美術家」という言葉は二つのイメージを含んでいます。ひとつは、ヨーロッパを中心としていま世界的に主流なアートである「現代美術/コンテンポラリー・アート」に関係するアーティストを指すもの。

現代美術を英語に訳すとコンテンポラリーアートです。

これは「最先端の前衛的アートを手がけるアーティスト」という意味であり、反対に現代のアートの傾向を取り入れた美術作品を手がけていない作家は「現代美術家」とは呼ばないことになります。こちらは、「コンテンポラリー・アーティスト」というカタカナ語の方が、イメージとしてしっくりくるかもしれません。

そしてもうひとつは、「現代に生きている美術家全て」を指すパターン。この場合は生存しているアーティスト全てを指しているため、その作家がどのような作品を手がけているかは関係ありません。

ただ、そもそも美術家はどのような作品をつくるとしても、時事問題を含めその人がその生活環境や人生の中で見聞きしてきたものごとの影響が少なからず作品に反映されますから、今生きている作家全てを広く「現代美術家」と呼んでも問題はないとも思います。

コンテンポラリー/モダンアートの違い

「現代アート」とは横文字にすると「コンテンポラリーアート」となりますが、それに近い印象の言葉に「モダンアート」というものも。しかし、そこには明確に違いがあります。

それは時代区分の差です。「モダンアート(Modern Art)」とは、「近代美術」を指す言葉。

「近代美術」というのは、「現代アート」よりもひと世代前の美術の世界です。その「近代美術」の時代の作家はすでに多くが亡くなっているか、もしくは高齢の方になっているでしょう。

具体的な時代でいうと、1860〜1970年代のアートが相当します。作家だと、かの有名なパブロ・ピカソや、マリリンモンローのカラフルな版画でおなじみのアンディ・ウォーホール、日本でいうと岡本太郎が有名な近代美術作家です。

「近代美術」の作品は、その作家が第一次、第二次世界大戦を経験しつつ、それまでの「キャンバスに油絵」「大理石の彫刻」または「人物像」や「風景画」といった普遍的な美術のテンプレートの技法から飛び出し、さまざまな新しい試みがなされました。「そもそも芸術とはなにか」という根本的な問題定義まで迫った、革命的な時代です。

それに対して「現代美術」はそれらの近代美術の試みを踏まえて、さらに新たな芸術の形を生み出そうとしたり、美術そのものの価値観の転換を求めています。「現代アート」とは、今このときも、その新しい価値観を研究している最中なのです。

コンテンポラリー/モダンアートの違い

「現代アート」とは横文字にすると「コンテンポラリーアート」となりますが、それに近い印象の言葉に「モダンアート」というものも。しかし、そこには明確に違いがあります。

それは時代区分の差です。「モダンアート(Modern Art)」とは、「近代美術」を指す言葉。

「近代美術」というのは、「現代アート」よりもひと世代前の美術の世界です。その「近代美術」の時代の作家はすでに多くが亡くなっているか、もしくは高齢の方になっているでしょう。

具体的な時代でいうと、1860〜1970年代のアートが相当します。作家だと、かの有名なパブロ・ピカソや、マリリンモンローのカラフルな版画でおなじみのアンディ・ウォーホール、日本でいうと岡本太郎が有名な近代美術作家です。

「近代美術」の作品は、その作家が第一次、第二次世界大戦を経験しつつ、それまでの「キャンバスに油絵」「大理石の彫刻」または「人物像」や「風景画」といった普遍的な美術のテンプレートの技法から飛び出し、さまざまな新しい試みがなされました。「そもそも芸術とはなにか」という根本的な問題定義まで迫った、革命的な時代です。

それに対して「現代美術」はそれらの近代美術の試みを踏まえて、さらに新たな芸術の形を生み出そうとしたり、美術そのものの価値観の転換を求めています。「現代アート」とは、今このときも、その新しい価値観を研究している最中なのです。

国際的にも評価が高い、日本の現代アートを知る上で外せない現代美術家

ここから、いまの日本を代表する現代美術家たちについて紹介していきます。

草間彌生

草間彌生は、1929年長野県生まれの現代美術家。かぼちゃのモチーフの絵画や彫刻で知られ、また作品に水玉模様をたびたび描くことから「水玉の女王」とも呼ばれます。

1957年に渡米しアメリカで高い評価を得て、現在も国内外で活躍を見せています。2017年には東京・新宿区に『草間彌生美術館』が開館しました。

奈良美智


奈良美智は、日本を代表する現代美術家。その作品は世界的な人気を誇り、ヨーロッパをはじめとし世界中の美術館に作品が所蔵されています。

こちらを睨み返すような視線が特徴的な少女像や可愛らしい子犬のモチーフが奈良美智作品のトレードマークであり、人気のゆえに贋作やグッズの転売が後を絶たないほど。

しかし2019年に公式グッズ販売サイト「N’s YARD」がオープンし、特に若者を中心としてさらに人気を集めています。

会田誠


あるところで「変態アーティスト」として名高い会田誠ですが、村上隆や奈良美智と並ぶ日本を代表する現代美術家として、国内外で知られています。

会田誠の作品はリアルな描写とキッチュな作風が特徴的。また、時にはエログロ的な表現であったり、激しい政治批判の作品もあり、たびたび物議をかもすことも。日本を代表する現代美術家のなかでも、より社会問題を取り入れた作品を発表している作家です。

横尾忠則


横尾忠則は今では現代美術家として知られていますが、もとはグラフィックデザイナーとして活動していました。1980年に「画家宣言」を発し、以降アーティストとして作品制作を続けています。

『週刊新潮』の表紙絵を手がけていたことでも知られており、日本で最も有名な画家、イラストレーターの一人ともいえるでしょう。精神世界をあらわす神秘的な絵を手がけています。

塩田千春


2019年に東京都六本木の森美術館で開催された大規模個展『塩田千春展:魂がふるえる』をきっかけとして、日本でも若年層から支持を得る現代美術家、塩田千春。ドイツのベルリンを拠点として活動しています。

20世紀を代表する女性アーティストのマリーナ・アブラモビッチに影響を受けた作家であり、赤い糸を空間全体に張りめぐらせた大規模なインスタレーションで知られています。

田中敦子


田中敦子は1932年大阪府出身の画家で、抽象絵画のほかインスタレーションやパフォーマンスも手がけました。また、戦後日本美術の中心的な動向であった「具体派」の主要メンバーでもあり、白髪一雄や村上三郎らと具体派のグループ「0会」を結成した人物です。

田中敦子の作品は世界のアートの中心地であるニューヨークの美術館MoMAなどに所蔵されており、草間彌生やオノ・ヨーコと並ぶ日本を代表する女性現代美術家として知られています。

靉嘔


靉嘔(あいおう:Ay-O,飯島孝雄)は「虹のアーティスト」として知られる日本の現代美術家であり、1960年代の多国籍アーティストグループであるフルクサスの運動に関わっていた人物です。

靉嘔は絵画や版画、立体など様々な作品を手がけますが、そのほとんどが虹色のスペクトルで覆われており、人間の五感に訴える独自の世界を展開します。

杉本博司


杉本博司は現在ニューヨークを拠点に活動する日本の写真家です。日本食や古典芸能など伝統文化にも精通し、哲学的な写真作品を制作する現代美術家として世界的に知られています。

美しいモノクロームの写真は「我々はどこから来てどこへ行くのか」というアートにおいて不変のテーマを根底に持つもの。2016年の東京都写真美術館で開催された「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展は大変な人気を博しました。

森村泰昌


「エゴオブスクラ(闇に包まれた曖昧な自我)」という言葉で知られる森村泰昌(もりむらやすまさ)は、名画や歴史上の人物、過去に生きた芸術家に扮しセルフポートレイトを手がけてきた現代美術家。

一貫して「自画像」として作品を手がけ、性別や時代を超えた様々な人物を装うことでその人物や時代の背景にひそむ事実や、浮上してくる疑問を問いかけています。

小野洋子


オノ・ヨーコはまずジョン・レノンのパートナーとして知られていますが、平和活動家である前に日本からアメリカへ進出した現代美術家でもあります。

作品「天井の絵」はジョン・レノンとの馴れ初めのストーリーを含め、彼女の作品のなかでは最も有名でしょう。現在も精力的に活動を続けており、あるアートプロジェクトが進行中です。

小林正人


画家の小林正人は、現在東京藝術大学の教授も兼任している現代美術家。絵画を形式ではなく「存在」として一から捉え、キャンバスを組み立てながら絵画を描くというスタイルで知られています。

絵画と空間を同時に存在させる手法が日本をはじめとし海外でも評価され、現在も絵画のあり方を問い続けています。

池田亮司


池田亮司は音楽と美術の双方の領域に関わるアーティスト。電子音楽を起点とした作曲、パフォーマンス、インスタレーション作品の展開は国内外で高い評価を受け、現在はフランスのパリで活動を続けています。

世界的な現代音楽家として名高い池田亮司ですが、視覚芸術作品としては、音の波長をバーコードのような白と黒のストライプに変換した平面作品が代表的です。

ヤノベケンジ


ヤノベケンジは、自身の「妄想」から起こしたディストピア的世界観をもとに彫刻作品を手掛ける日本の現代美術家。

2018年の「サン・チャイルド像」撤去のニュースは日本のアートシーンを震撼させました。大阪出身らしいユーモアと、世界の未来を真摯に思考するアーティストとして知られています。

鴻池朋子


鴻池朋子はインスタレーションを主として発表する現代美術家。考古学やおとぎ話、など物語的なモチーフを元に、「現代の神話」をテーマに芸術そのものを問い直す試みをしています。

インスタレーションは舞台美術にも通じるような作品であり、地域型イベントやパブリックアートの制作も行なう作家です。

大岩オスカール


ブラジル移民二世として育った大岩オスカールは、現在ニューヨークで活動する現代美術家。会田誠らも所属するアーティストグループ「昭和40年会」のメンバーでもあり、社会風刺を含めた物語的な世界観を描いています。

大胆な画面構成と鮮やかな色彩で手掛ける大画面の絵画は世界各地にファンを持ち、2019年に金沢21世紀美術館で開催された個展も人気を博しました。

宮島達男


宮島達男はLEDのデジタルカウンターを駆使したインスタレーションで知られる現代美術家。仏教哲学をもとに「人間の時間」について作品を手がけます。

特に《MEGA DEATH》をはじめとした「デス」シリーズは国内外で高い評価を得ており、戦争や天災による大量死などといった世界的な問題を取り扱っている作家です。

菅 木志雄


菅木志雄(すが きしお)は日本の戦後美術の動向の一つである「もの派」に属した現代美術家であり、現在もポストもの派に連なる作品の制作を続けています。

もの派は日本で独自に発展したアートムーブメントとして国際的に再評価の動きがあることもあり、菅木志雄も改めて注目を集めています。

舟越桂


舟越桂は、木を素材とした彫刻を手掛ける現代美術家。戦後日本を代表するブロンズ彫刻家・舟越保武の息子としても知られており、その作風はどこか父である舟越保武の作品の面影も感じられます。

また、「スフィンクス」シリーズは両性具有の神話的な化身をモチーフとしており、人体彫刻の美しさとともに神秘的なイメージも持ち合わせた人気作品です。

畠山直哉


畠山直哉は1958年岩手県出身の現代写真家。筑波大学芸術専門学群にて大辻清司に師事し写真を学び、現在は東京を拠点として活動しています。

日本各地の自然や工場、鉱山など、人の社会と都市に対する自然との関わりを撮影した畠山直哉の写真作品は国際的に評価され、2001年にはベネチア・ビエンナーレにも選出されました。

小沢剛


小沢剛は、会田誠や大岩オスカールも所属するアーティストグループ「昭和40年会」に属する現代作家。作品は牛乳パックをホワイトキューブギャラリーに見立てた《なすび画廊》や、醤油を使って描く絵画《醤油画》シリーズなど。

アートシーンや社会に対する鋭い批判や分析を交えた、ユニークな作品が人気を集めています。

鈴木ヒラク


鈴木ヒラクは「ドローイング」の手法を掘り下げるアーティストとして知られ、「描くこと」と「書くこと」の境を探っています。モノクロを基調にしたドローイングは平面作品にとどまらず、映像やパフォーマンスにも領域を広げ、様々な試みを見せる現代作家です。

2010年にはドローイング集「GENGA」を出版。現在も国内外で精力的に活動中です。

辰野登恵子


辰野登恵子は長野県出身の版画家で、シルクスクリーンやモノタイプなどの版画技法を用い、豊かな色彩で抽象的な形態を描くける日本の現代作家です。

写真家の柴田敏雄らと大学時代にアーティストグループ「コスモス・ファクトリー」を結成、2012年にも二人展を開催するなど交流を持ちました。辰野登恵子は転移性肝癌のため2014年に急逝されましたが、作品は現在も国内外のアートコレクターに人気を博しています。

島袋道浩


島袋道浩(しまぶくろ みちひろ)は、パフォーマンスやインスタレーション、アートプロジェクト、または自身の「行動」を通してアートを展開する現代美術家。

1990年代より世界中を旅し、人糸とコミニュケーションを図りながらあらゆる問題について取り組んでいます。現在はベルリンを拠点とし、世界各地の国際展に多数参加。

現代アートを語る上で知っておきたい世界のアーティストを少しだけご紹介

Marcel Duchamp(マルセル・デュシャン)

1887年フランス生まれ。デュシャンは厳密にいうと現代アートの作家ではないが、現代アートそのものを語るときには外せない、いまの美術のシーンを形作ったといえるほど最も重要な人物であるために、覚えておくべきだろう。陶器の男性用の便器をただ逆さまに設置し、「泉」と名付ける事で普段そこにある「物」の見方や美術の価値観の転換を図った伝説的な人物。「レディーメイド」という、既製品を美術作品に利用する技法、思想の生みの親。

これらのように、現代アート作家たちのことを調べることで、現代アートがどのような道を辿っているのかをぼんやりと俯瞰することができます。まず現代アート作品の中でも世界規模で有名なのは、美術そのものや社会の構造、金銭的価値やジェンダーなどといった、さまざまな「価値観」について物申していることがわかるのではないでしょうか。

しかし、これらの有名な作家だけではなく、まだ名前の売れていない作家の作品や作家本人と触れ合うことも現代アートの醍醐味です。もしかしたら、自分が支援することでお気に入りの作家が世界的なアーティストになることもありえるでしょう。

Banksy(バンクシー)

生年月日不明または未公開。イギリスを拠点とした匿名のアーティスト。個人なのか団体なのかも謎に包まれている。ステンシル(型紙)を用いた社会風刺的なグラフィティーアートを世界中の路地や壁などの公共物に無許可でペイントする。日本にも東京にバンクシーのものと思われるネズミが傘をさしているグラフィティーが発見されているが、バンクシー本人のものかどうかは未だに不明である。

Damien Hirst(ダミアン・ハースト)

1965年イギリス生まれ。世界的に最も稼ぐアーティストとして有名で、代表作品にホルマリン漬けにされた本物のサメなどの動物の作品「自然史」がある。また、ダイヤモンドをちりばめた人間の頭蓋骨の作品「神の愛のために」は日本円にして120億円の価値が付けられた。「メメント・モリ(死を思え)」というテーマをダイレクトに表現し、美術作品と金銭価値との直接的な相関性そのものに関して考えさせられる作家である。

内容まとめ。まずは美術館に行って作品に触れてみよう

絵画や彫刻、版画など、伝統的な表現方法は廃れていきません。しかし、現代美術ではかたちあるもの、無い物にかかわらず、あらゆる表現のあり方が見られます。

それらの内容は全て、私たちの生活や社会環境と無関係ではありません。現代美術家の動向を見つめることで、自分の目だけでは見えなかった視界も見えてくることでしょう。

日本から世界へと躍進する現代美術家たちの活動を、今後も注目すると共に、まずは美術館や展覧会に足を運び現代アートに触れてみるのが良いでしょう!

現代アートを観るなら

もし現代アートに触れたくなったら、どこに行けば観ることができるのかといえば、もちろん美術館です。

特に東京都には多くの現代アートを扱う美術館が集結しており、東京都在住の人はもちろん、出張や旅行で東京を訪れる際にも、現代アートに興味のある人は必ず訪れたい場所になるでしょう。

その都内の美術館の中でも、おすすめの美術館をご紹介しましょう。

国立新美術館

東京メトロ乃木坂駅六本木駅直通、または大江戸線および日比谷線六本木駅から出て、東京ミッドタウンを通過してたどり着く。2007年開館。湾曲したガラス張りの建築が有名な、日本最大級の美術館である。古代から近代、現代アートまで様々な美術展を常に複数取り扱うため、美術館内で展示のハシゴをする鑑賞者も多い。毎年3月には都内の美術大学の合同卒業制作展があり、美術作家の卵の作品を無料で一気に見ることができる。近隣の美術館「21_21 DESIGN SIGHT」はデートにおすすめ。

インフォメーション

  • 所在地:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
  • 営業時間:10:00~18:00
  • 休業日:毎週火曜日(火・祝の時は翌平日休館)
  • 電話番号:03-5777-8600
  • 地図:Googlemap
  • 最寄り:東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)

森美術館

2003年開館の、六本木ヒルズ内にある現代アートを中心に扱う美術館。開館時間が火曜日以外は朝10時から夜22時までであること、また国立新美術館から徒歩15分ほどの立地であるため、精神力に自信があれば1日で両方回ることができる。展覧会のキュレーションも国内外さまざまなアートシーンに切り込むものであり、また一見キャッチーなテーマに誘い込まれると、わかりやすい解説と見どころへの案内によって、帰るころには深い知識を身につけていることも。3年に一度「六本木クロッシング」という現代社会に深く踏み込んだシリーズ展を展開し、必見の展覧会となっている。

インフォメーション

  • 所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
  • 営業時間:月・水〜日10:00~22:00 火10:00~17:00
  • 休業日:-
  • 電話番号:03-5777-8600
  • 地図:Googlemap
  • 最寄り:東京メトロ日比谷線 「六本木駅」1C出口 徒歩3分(コンコースにて直結)

東京都現代美術館

1995年開館した、戦後からの美術や現代アートを扱う美術館である。2016年からリニューアルのため閉館していたが、2019年に再オープンした。別名「MOT (エムオーティー)」。公共交通機関でのアクセスだと、主要の駅から徒歩10〜15分ほどかかるため、行くなら東京都現代美術館だけを1日のスケジュールに組み込み、美術館ハシゴやギャラリー巡りは控えることがおすすめ。多くは2つの展覧会を同時開催しているが、それぞれ大規模な展覧会となるためこれ一件で十分である。戦後美術の収集に力を入れており、毎回の展示で現代アートシーンに深く切り込み、美術の世界ならびに現代社会に問題提起する。併設のミュージアムショップも見応えがある。

インフォメーション

  • 所在地:〒135-0022 東京都江東区三好4丁目1−1
  • 営業時間:10:00~18:00
  • 休業日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
  • 電話番号:03-5777-8600
  • 地図:Googlemap
  • 最寄り:東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分
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